今にも死にそうな元カレに会いに行く(43)

ストーリー
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デートの前に起きた出来事

前回の続きです。

前回は→こちらから

思い出すだけでツラそうな遼・・・。

・・・つづく

帰ってこない頼。

アヤとのデートの前日のこと。

頼が来ていることでうれしくなって祖父がふんぱつして牡蠣を買ってきた。

3人でわいわいと盛り上がりながらおいしい牡蠣を食べた。

が、翌日、朝から嘔吐と下痢がひどい遼。

一人だけ牡蠣に当たったのだ・・・。

トイレにへばりついていないといけないくらいの状況。

でも、その日はアヤとのはじめてのデート。

10時にアヤと駅前で待ち合わせをしていた。

トイレから出れずに到底デートなどできる状況でない遼は、

頼に「(駅前に)行って小泉さんに、今日は無理だと伝えてきて」

とたのんだ。(まだ遼もアヤも携帯を持っていなかったから・・・)

遼が困っているのをほっとけないとばかりに、すぐに家を飛び出して駅前にむかった頼。

遼は薬を飲んで寝ながらも、かえってこない頼のことを心配していた。

「ちゃんと伝えてくれたかな?」

「やけに遅いな・・・」

「頼、小泉さんのことわかったかな?(写真は見せたことある)」

しかし頼はそのまま夕方まで戻ってこなかった。

遼になりきってアヤと一日デートをしていたのだ。

・・・次回につづく

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